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アルコールとは?
  • お酒はアルコール分を含む人の身も心も酔わせる飲み物です。
    酒税法では、アルコール分1%(1度)以上を含む飲料をアルコール飲料と総称していますが、一般的にはアルコールとはいわゆるお酒のことを指しているようです。
    お酒は「百薬の長」とも言われて古来より親しまれ、カクテルまで含めれば世界各地で数千種に及ぶとも言われています。
    お酒を飲むと顔が赤くなったり、多弁になったり、足元がふらついたりするいわゆる「酔っ払う」状態になりますが、これはすべてお酒の中のアルコールの影響によるものです。
アルコールが身体に及ぼす影響
  • アルコールは人体にとって影響の強い物質です。アルコールは大量に摂取すると、中枢神経抑制作用、血圧低下などの循環器作用、消化不良や胃粘膜障害による胃炎などの消化器症状を示します。最終的には呼吸が抑制されて死に至ります。また、精神的、身体的依存症状を引き起こします。
    アルコールは麻酔作用によって脳を麻痺させ、いわゆる「酔った」状態を作り出します。大脳の理性や判断を司る部分は大脳皮質といいますが、少量のアルコールではこの部分が麻痺することで相対的に情動を司る部分が亢進(「たかぶる」こと)し、多弁などの一般的に言われる「酔っ払い」の行動が現れはじめます。
    さらに酒量が進むと、知覚や運動能力を司る部分が抑制され知覚や運動能力を鈍らせ、同じ話を繰り返したり(○○上戸)、足元がふらついたり(千鳥足)します。つまり「酔い」の程度は、脳内のアルコール濃度によって決まるのです。
    よって、飲酒運転は、とっさの判断力の低下、運動反射神経、視力の低下、正確な動作がとれなくなる、遠近感が鈍くなる、速度を出しすぎる、運転が上手くなったように錯覚する、追突事故を起こしやすいなどの危険があります。
アルコールの影響が身体に現れるまで
  • 個人差はありますが、お酒を飲んでもアルコールはすぐに作用を現しません。
    摂取したアルコールの血中濃度は時間の経過とともに上昇し、状況によって異なりますが一般的には摂取後1〜2時間程度で最高血中濃度に達します。よってお酒を飲んだ時には症状がなくとも時間が経つとともに「酔い」の症状が進みます。
飲酒後のアルコール血中濃度の推移(右記グラフ)によると、1ドリンク(ビール小瓶1本相当)飲んだ場合、アルコール血中濃度は約30分後にピークに達し、2時間後に分解されます。
4ドリンクの場合、約30分後に血中濃度が50mg/100mLになり、1時間後にピークになります。そこから下がって、3時間後に再び50mg/100mLになります。
同じ50mg/100mLでも、上昇時に比べると下降時はかなり酔いが醒めていると感じますが、実際は同じ量のアルコールが残っていることになります。
また、仮眠のためにお酒の力を借りようと酎ハイ1杯を飲んだとします。酎ハイ1杯(図中の2ドリンクに相当)飲んだ場合、血中濃度は1時間後にピークに達し、2時間後でもかなりの量のアルコールが残っています。
2時間ぐらい仮眠して酔いが醒めたと思って運転しても、アルコールの影響は避けられないということです。
アルコールは意外と長く体内に留まり、身体に影響を及ぼします。

お酒に対する「強さ」に関係のない
  アルコールによる影響
  • お酒を飲むと、アルコールは胃や小腸で吸収されて血液に溶け込み、門脈とよばれる大きな静脈に集まり、肝臓へ運ばれます。
    アルコールの大部分は肝臓で分解され、アセトアルデヒドに変化します。アセトアルデヒドは、アルデヒド脱水素酵素(ALDH)により酢酸に分解され、最終的に水と二酸化炭素になって体外へ放出されます。
    顔を赤くしたり、動悸、頭痛、吐き気といった症状を引き起こすのはこのアセトアルデヒドが原因です。
  • 一般的にお酒に強いといわれる人はALDH活性の高い人で、お酒の代謝が早い人のことです。
    お酒に強いからといってアルコールによる影響を受けることが少ない訳では決してなく、むしろ、お酒に強いという人は自分は酔っていないと思うことが多いので問題があることがあります。しかも、少しのお酒は「これくらい、、、」と気にしなくなる傾向があります。
    アルコールの血中濃度が一定の濃度に達すれば現れる症状は、お酒の強い弱いに関わらず一緒なのです。つまり、酒豪あるいは下戸などの一般的に言われているお酒の強い弱いに関係なく、身体に取り込まれたアルコールは、脳の理性や判断能力、身体能力に一定の影響を及ぼすのです。
呼気中アルコール濃度別、酒の強さ別の反応時間
                                   (やや単純な判断・平均値)



アルコールが自動車の運転に及ぼす影響を
  ・飲酒なし(呼気1L中アルコール濃度が0.00mg)
  ・低濃度(同0.12mg程度)
  ・中濃度(同0.20mg程度)
  ・高濃度(同0.25mg程度)
の4段階の条件を設け、判断の反応時間について見てみると、
酒に強い人も、酒に弱い人と同様に、アルコール濃度が高いほど
反応時間は遅くなっています。
注)反応時間とは、画面に刺激が呈示されてから、運転者がアクセルを離すまでの 時間をいう。
酒に弱い人、強い人とは、自己評価の結果である。
  • 個人差はありますが、お酒を飲んでもアルコールはすぐに作用を現しません。
    摂取したアルコールの血中濃度は時間の経過とともに上昇し、状況によって異なりますが一般的には摂取後1〜2時間程度で最高血中濃度に達します。よってお酒を飲んだ時には症状がなくとも時間が経つとともに「酔い」の症状が進みます。
「飲酒運転」とは
  • 道路交通法の規定では、「何人も、酒気を帯びて車両等を運転してはならない」というもので、飲酒の多少を問わず、呼気中アルコール濃度検査でアルコール分が認められた場合、また、酒臭いなど、外見上酒気を帯びていることが認められれば、いわゆる酔っ払い状態になくても「飲酒運転」になります。前日の飲酒が翌日でも身体にアルコールが残っていれば「飲酒運転」になりえます。よって、「二日酔い」でも「飲酒運転」なりえます。
    また、酒気を帯びて運転をしてはならないと定められているのは「車両等」です。車両等の中には自動車やバイクだけでなく、自転車などの軽車両も含まれます。酔った状態で自転車に乗っていれば、「酒酔い運転」として処罰されます。
    みなさんも気をつけてくださいね。
「酒酔い運転」・「酒気帯び運転」の違い
  • ・「酒酔い運転」とは
  •  アルコールの量には関係なく、アルコールの影響により正常に運転ができないおそれのある状態
  •  (ろれつが回らない、まっすぐ歩けない、直立できないなど)で車両を運転した場合をいいます。

    ・「酒気帯び運転」とは
  •  酩酊状態が認められないものの、呼気1L中アルコール濃度0.15mg以上のアルコールを保有して
  •  いる状態で車両を運転した場合をいいます。
ハンドルキーパー運動

飲酒事故では、酒酔い・酒気帯び運転者に提供した飲食店などに対しても捜査が行われます。
また、飲酒運転が場合によっては酒類を提供した側だけでなく、一緒に飲食した仲間や同乗していた者も罰せられています。
「ハンドルキーパー」は「自動車で仲間と飲食店に来て飲酒する場合、お酒を飲まないで仲間を自宅まで送る人」のことです。


ドライバーの皆様
自動車で仲間と飲食店などに行く場合に、お酒を飲まない人(ハンドルキーパ−)を決め、その人が仲間を自宅まで送り届ける運動です。

酒類を提供するお店の方
お客様がお車で来店されたかどうか確認してください
その時に、どなたがお車を運転するのか(ハンドルキーパー)を確認してください。
お車を運転する方には、アルコールを提供しないでください。
お車を運転する方には、目印になるものをお渡しするか、目印を席に置いてください。
お客様が運転代行を依頼して帰られる時は、確認ができるまでお車のキーをお預かりください。