健康食人 vol.102-花粉症-

☆花粉症とは…

花粉症の原因は、花粉に対する「抗原抗体反応」によるものです。簡単に言うと、体内に花粉(アレルゲン)が入ってきた際にそれを排除しようとする「免疫反応」のことで、鼻水、鼻づまり、くしゃみなどの症状がまさにその表れなのです。花粉アレルギーが起きた時、体内には「ヒスタミン」などの化学物質が分泌され、これが鼻水やくしゃみ、鼻づまり、目のかゆみといった症状を引き起こしてしまいます。つまり、花粉症を和らげるためには、アレルギーを緩和し、ヒスタミンなどのアレルギー物質の分泌を抑える必要があるのです。

☆花粉症におすすめの食事

花粉症はアレルギー反応のため、体の免疫力を高めることで抵抗力を上げ、アレルギー反応を抑えることが期待できます。

乳酸菌

免疫機能をつかさどる免疫細胞の約60%は腸に集中しているため、腸の環境を整えることが正常な免疫機能の活動につながります。乳酸菌は腸内環境を整える働きが知られていますが、免疫細胞のバランスを整える働きも持っており、ヒスタミンの発生を抑えるよう働きかけてくれます。

代表的な食品:ヨーグルト、チーズ、味噌、キムチなどの発酵食品

・善玉菌のエサになる食物繊維オリゴ糖

食物繊維は腸内環境を整える働きだけでなく、乳酸菌などの善玉菌のエサになるため、腸内環境を整える善玉菌の増加を促してくれます。また、オリゴ糖も善玉菌のエサとなります。善玉菌の増加は、アレルゲンとなる花粉の吸収を抑えるIgA抗体の増加にもつながるため、積極的な食物繊維やオリゴ糖の摂取が花粉症の症状を抑えることにつながります。

代表的な食品:根菜(ごぼう、人参、レンコンなど)、きな粉、いんげん、バナナ

☆花粉症を悪化させないためには…

脂質のとりすぎは善玉菌を減らす悪玉菌を腸内に増やすことにつながるため、脂っこいものや肉類は摂りすぎないようにしましょう。

香辛料など刺激の強い食物は、鼻の粘膜を刺激するため、アレルギー反応を促進させる恐れがあるので、控えた方がよいでしょう。

・アルコールを分解するときに発生するアセトアルデヒドは、アレルギー症状のもとになるヒスタミンの発生を促してしまいます。またアルコールは血管を拡張させるため、鼻の粘膜のむくみや鼻づまりを促進させてしまうので、花粉症の季節はアルコールの摂取を抑えることが必要です。