健康食人 vol.112 食事と薬

☆食事と薬

飲み合わせる薬と薬、薬と食べ物・飲み物との関係で、薬が効かなかったり逆に効きすぎて身体に悪影響がでることがあります。これを相互作用といいます。

◎ワーファリンとビタミンK

ワーファリンは血液を固まらせるビタミンKの働きを抑えて、血液を固まりにくくする薬です。そのためビタミンKを多く含む食品には注意しましょう。

《ビタミンKを特に多く含む食品》ワーファリンを服用中は、摂取を避けましょう。

〇納豆…納豆に含まれる納豆菌は少量でも、腸の中でビタミンKを作り出します。

〇クロレラ…健康食品として市販されるクロレラにはビタミンKが多く含まれています。

〇青汁…緑黄色野菜が主原料となっている青汁はビタミンKが大量に含まれています。

緑黄色野菜にもビタミンKを多く含むものがありますが、通常の食生活で大量に摂取することはないので、これらについてはそれほど気にする必要はないですが、一時的な大量摂取は避けるようにしましょう。

◎降圧薬とグレープフルーツ

降圧薬であるカルシウム拮抗薬と一緒にグレープフルーツを摂取すると、薬の作用が増強して血圧が下がりすぎ、心拍数が増えたり、頭痛、ふらつき、顔がほてるなどの副作用が出やすくなる時があります。

カルシウム拮抗薬にもいろいろな種類があり、グレープフルーツの影響を受けやすい薬と、あまり神経質にならなくてもよい薬がありますので医師、薬剤師に相談しましょう。

◎ミネラルを多く含むものと薬

牛乳やミネラルウォーター(硬水)などミネラル(カルシウムやマグネシウムなど)を多く含むものと一部の抗生物質や骨粗鬆症治療薬などを一緒に服用すると、薬の成分とミネラルが結合してしまい、効果が弱まることがあります。

海外のミネラルウォーターなど硬度の高いものには注意しましょう。

ミネラルを補うサプリメントの市販も多くあるので、飲み合わせには注意が必要です。

牛乳など飲みたい場合は、基本的には薬を飲む時間と2時間以上空ければ問題ありません。

◎アルコールと薬

アルコールは多くの薬剤と吸収・代謝などの段階で影響し血中濃度を大きく変動させるため薬剤との併用は原則避けましょう。

飲み合わせの影響は個人差が大きく、ご自身の体質や薬の種類によっても影響の度合いが変わってきます。気になる事があれば医師や薬剤師に相談しましょう。