健康食人 vol.60 -食あたり-

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食あたり

有害、有毒な微生物や化学物質等の毒素を含む飲食物を人が口から摂取した結果として起こる腹痛、下痢、嘔吐、発熱などを総称して食あたりと言います。
食あたりの原因は、食品中の細菌・ウイルスなど、科学物質、自然毒など様々ですが、夏場の食あたりは細菌やウイルスによるものが全体の7割を占めています。食あたりの原因となる細菌などは、高温多湿を好むため、発生件数は夏場に増加します。

予防

食あたりを防ぐには「細菌を付着させない・増やさない・殺菌する」が3大原則です。
●手をよく洗う…手から食品に細菌が感染しないよう、トイレの後、調理前、食事前などに十分に洗う。洗った後はペーパータオルや清潔なタオルで拭くこと。
●食品をよく洗う…野菜や魚介類などは流水でていねいに洗ってから調理すれば、食品に付いているかもしれない細菌を落とすことができる。
●十分に加熱する…火を通すべき食品はしっかり加熱し、細菌を殺す。肉類などは中まで十分に火を通し、加熱したらできるだけ早く食べる。スープなどを再加熱するときも、温める程度でなく、十分に火を通す。できるだけつくり置きせず、必要量だけを調理する。

食あたりになってしまったら
風邪の症状と似ていることも多いため、判断が難しいのですが、食あたりかな?と思ったら必ず医療機関を受診するようにしましょう。
医療機関の受診が必要な場合
1)嘔吐の症状が止まらない場合
2)下痢が1日に10回以上続く場合
3)半日以上排尿がなかったり尿の量が少ない場合
4)ふらつきがあったり意識が朦朧とする場合
5)血が混じった便や粘膜が混じる便 が出る場合
6)普段の便の色と異なる黒や白・緑色の便が出た場合
やむを得ず自宅で処置をする際は、「水分補給」が大切になります。お茶や水、スポーツドリンク等でしっかりと水分補給をしましょう。
また、自己判断で下痢止めの薬や解熱鎮痛剤を飲まないことをお勧めします。下痢止め薬を飲むと、細菌や毒素を腸内にとどめてしまい、症状を悪化させるケースがあります。薬を飲んでしまった場合は診察を受ける際、その薬を持参するようにしましょう。
●下痢のときに適した食事⇒おかゆやスープ、消化の良いものを細かく切ったり、やわかく煮たりして、お腹に負担の少ない食事になるように心がけましょう。
●控えたいもの⇒脂質の多いもの、冷たい飲みもの、香辛料、コーヒー、アルコールはできるだけ避けましょう。